〈2022年秋のマーケットの特徴〉
① 住宅販売価格の中央値は、春のピークより大きく下落
② 需給面では、一夏を通して需要の大幅な落ち込みを経て、ほぼ安定した状況
③ コンドミニアム・戸建て共に市場滞在日数の増加(表中の黄色枠内)
〈下落している状況が目立つのは何故?〉
2021年と2022年初頭の市場の過剰とも言えるほどの過熱を念頭に置いて、直近のレポートを分析しましょう。
過去のレポートと比較する際は、上記の期間内の異常ともいえる過熱度合によって歪みが生じていると言うことを念頭に置いて下さい。経済と不動産市場は、まだ調整期にあるため、直近のデータに基づいて結論づけることのないよう広い視野で観察していきましょう。
〈今後の予想〉
比較的短い秋の商戦は、レイバー・ディ(労働者の日:アメリカの祝日の一つ、9月の第1月曜日)から、11月中旬まで続きます。感謝祭(11月24日)が近づくと、販売活動は大きく落ち込むことが予想されるでしょう。
※このレポートは、不動産取引時の説得根拠になるものではなく、また、将来を予測するもので はありませんのでご了承ください。諸々の統計・数値の解釈等はご自身の判断で行っていただくとともに、不動産投資や取引の参考にしていただけますと幸いです。
(資料提供・執筆協力:秦 晴子氏 / 執筆協力:パシ・コム グローバル)
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