
「シリコンバレー」は北カリフォルニアのSan Jose周辺のことを指しますが、ご存知の通りIT企業のメッカであるため、半導体の素材シリコンの言葉を引用した愛称が付けられました。
これに対比するように、LAには「シリコンビーチ」と呼ばれるエリアが登場していますが、ご存知でしょうか?
サンタモニカ~ベニスビーチ~プラヤビスタ~マンハッタンビーチまでのエリアのことを指しますが、近年この地域にIT系やスタートアップ企業がたくさん進出しているため、そう呼ばれるようになりました。

さて、どうしてLAにIT系企業がたくさん来ているのでしょうか?
ひと昔前、ITというとハードウェアの技術者がコンピューターに向かって黙々と仕事をするイメージでしたが、今のITはそうではありませんね。生活の中に密着しているITを想像していただくとわかりやすいですが、スマホやiPadを使って私たちが見たり使ったりしているのは、動画やアプリ。
これらを作るにはハードウェアの技術だけでなく、映像や音楽、それに登場する俳優や女優、新しいアプリを生み出すクリエイティブな発想や感性…というものが求められます。
ロサンゼルスには、こういうソフトのリソースが豊富にあり、それを求めて多くのIT関連企業がシリコンビーチに進出してきたというわけです。こういった企業で働く人の収入は高く、それを見越して不動産の価格や賃料は強気な設定となっています。
シリコンビーチの中心的存在でもあるPlaya Vistaには、第二フェーズの開発でホールフーズマーケットや映画館、レストランなどが完成し、商業エリアにはGoogle、Youtube、IMAXなどが肩を並べて大きなオフィスを構えています。

これからますます注目される「シリコンビーチ」。 詳細はこちらの記事にもまとめていますので、ご興味あればご覧ください。 https://h2nusa.com/jpn/whatsnew/view/334916/google
Reported by 西川ノーマン裕子
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